HOLLY NIGHT

昨晩のイブはご多分に漏れず
聖なる夜を愛する人と過ごしていたので更新できませんでした。

昨日MSNで会いましたねとか
そういう話は言わないのが大人のルール。

でも聖人には会えました。
加護亜依という聖人に。
DVDでな。(躾濃い


西欧ではXmasに愛する家族と過ごす。
家族。
娘。達も仲間であり家族であると言えるのだから
幸せなイブを過ごしたことと思います。
いえ
そう願っております。



私の故郷はXmasから街の並木が多くの電球でデコレートされていて
いつからかは覚えていないのだけど
高校生のやんちゃ坊主だった私は
「この道を彼女と手をつないで歩いてみたい」と願っていたのだから
随分と歴史があるようで。


大学受験に失敗し
浪人生などという身分で腐っていたクリスマスイブ。
半ば開き直って友人と華やかに踊る街に飯を食いに繰り出しました。
二人とも彼女なんて気の利いた存在はなく
むかつく
と呟きながら光のページェントの中を濶歩するという愚挙。

その時
人いきれの中に忘れられない顔をみつけてしまったのです。
それは昔憧れていた女の子。
当然のごとく
男とデートしているのだろうと思った私は慌てて顔を伏せ通り過ぎようと必死。
ところが次の瞬間
彼女は私に微笑んだのです。
いや大笑いしてた気もしますけど。(多少美化
驚き、顔をあげる楽しそうに笑う3人の女の子が。
天使が舞い降りました。
ガキという例えがもっとも似合う年頃。
気の利いた言葉もかけずにお互いの寂しさを相手への軽口でごまかして
大笑いしたことを思い出します。
その天使は
とても気まぐれで私には微笑まず
でも少しだけ暖かいクリスマスになったのです。
それから数年たって。
高橋愛の言うところのシチーボーイになった私に
その悪友から電話がありました。
結婚することになったと。
相手は3人の天使の一人でした。

抜け駆けかよ!(三村式

取り乱しました。
二人の幸せを祝しサンタって本当にいるのかもね
と一瞬だけ考えて
いや、まてと。
自分には何一つ舞い降りちゃいねぇじゃねぇか
とおい外国から鹿風味な動物に橇を引かせるなどという動物虐待な白髭爺などいるものか
バカかと。

取り乱しました。
しかしもかかし
二人の門出は素晴らしく
私は年甲斐も泣く涙したり
俺のお陰だ、俺がキューピットだなどと喚き酔っ払った2次会の事は無かったコトとして
二人の幸せを祈りました。


それからさらに数年たった昨晩
聖なる夜に電話がなりました。

突然のデートの誘いか困ったものだ、身支度する時間もないじゃないかハニー

などと存在すらしない恋人をHymenoptera(学名)などという昆虫からの分泌液呼ばわりしていたところ
それは
悪友に舞い降りた天使からの電話だったのです。

サンタさんからBABYなんて気の利いたXmasプレゼントが届いたの

電話の向こうで泣いている彼女の横では
喜びのあまり酔っ払ったバカ悪友が大声で叫んでおりました。


そんなクリスマスイブ。
気が付いたら日も変わりXmasですらなくなってますけど。
私にも嬉しいプレゼントが届いたというお話。


昔好きだった天使は今どうしているかって?
隣の部屋で子供を寝かしつけているところ
なんてことはなく
遠い北国の幸せな家庭で可愛い子供にサンタさんのお話でもしていることでしょう。


白髭爺はモーヲタには冷たいってお話。